なんでもレビュー

RX-78GP02A GUNDAM
ガンダム試作2号機(サイサリス)
定価7.99$(US)、日本未発売版

 OVA「機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー」および、劇場用アニメ「機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光」より、ガンダム試作二号機です。呼び方としては「GP02」の方が親しまれてるかな?
 一年戦争終結後に作られた試作型ガンダムです。1号機〜4号機までが存在し(ゲームとかだと5号機とかもいるけど)、これがその2号機。
 “ソロモンの悪夢”こと、アナベル・ガトー少佐により、地球連邦軍の基地から強奪され、敵の機体となってしまいます。さりげなく核弾頭装備。ゲームなどでも、核を撃ち出すアトミックバズーカーは脅威ですが、劇中で実際に使い、観艦式をぶっ潰しました。


 アンテナが曲がっていますが、それは私がしまうときに曲げてしまっただけです。
 海外のMIAはスミ入れされてないので、スミ入れは私が行いました(だから雑)
 かなりゴツイようなイメージがありますが、肩アーマーを外すとザクよりも小柄です。


 武器のビームサーベルですが、手首が一種類しかないのでビームサーベルを持たすと親指が千切れそうになります。それがかなりの欠点。
 肩アーマーはブースターが可動し、上の写真のような位置で固定できます。


 また、盾の内側にはアトミックバズーカーの砲身が収納可能。盾のグリップと砲身保持パーツは可動式。グリップが付いているパーツは取り外し可能で、それにより砲身を収納する。


 アトミックバズを構えたところ。結構迫力あります。


 ちなみに盾は、順手で(手の甲が外側を向くように)持つと↑の写真の位置で止まってしまい、まともに構えられません。デカ過ぎるため、普通に持たせると関節がイカレます。
 逆手で(手のひらが外側を向くように)持たせて、シールドの下端を地面や足の甲に置くような感じで構えるのが吉。


 先述の肩アーマー内のバーニアですが、↑の写真のように動きます。


 また、アトミックバズはサイトを目の位置に合わせて構えることが出来るうえ、ちゃんとグリップも握れます。
 顔は上下にも可動するので、ポーズが付けやすいです。


 全体的なフォルムはかなり格好よく、劇中を思い返したらより愛着がわくことでしょう。
 関節は弱いけれども接地性はかなり良く、安定感は抜群。
 結構好みに個人差がでる機体なうえ、日本未発売版なので、専門店などで見かけて安かったら検討というぐらいの気持ちで。日本版のGP02は実質的なセカンドバージョンで全く別の製品に仕上がっていますので注意。
 私が買った時で3500円ほどしましたが、はるかに質が向上した日本版が出ているので、値段に見合うとは言いにくいです。

評価箇所(最大点数) 点数 理由
可動(20点) 9 初期MIAからの過渡期に海外で発売された製品なので、当時にしてはかなり動く。
付属品(10点) 6 替えの手首が無いことで減点。
プロポーション(20点) 12 格好良いんだけども、色が黄ばんでいるのと、若干大味なので減点。
細部ディティール(10点) 7 肩アーマー内部のブースターの可動など、頑張るところは頑張っている。
関節保持力(10点) 5 アトミックバズは構えられてもシールドは無理。
コストパフォーマンス(10点) 3 海外製品なので店によって値段がかなり変わってくるはず。
私が手に入れた当時のラインナップと価格を考えるとこんなもん。
満足度(20点) 11 アトミックバズーカーを構えたときの格好良さは流石。
しかしそれ以外は動かしようがなく、アクションフィギュアとしての感動は薄い。
合計(100点) 53点




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