なんでもレビュー

MSM-04 ACGUY& MSM-10 ZOCK
アッガイ&ゾック

定価2600円、2002年3月発売

 珍しくセット販売な商品です。
 アッガイとゾック、二種類の水陸両用機がセットになって2600円! …………いや、高いし。

 ゾックから説明しましょう。


 前面&側面。
 ゾックは前後対称なので側面だけ見るとどっちが前でどっちが後ろなのか、さっぱり解りまへん。


 ちなみに、背面。
 解らねぇってば(笑)
 このゾック、ぶっちゃけただのオマケです。
 可動箇所は腰が二点、足と太もも、肘と二の腕とクローのみ。肩などは動きません。また、腰もひねりを加える程度で、まったく可動しません。


 アクションポーズ。
 まあここまで動いたら充分かなって気もします。
 しかしながら、腰が回転しないのはちょっと困り者で、クローがまるっきり役に立ってません。元々地上で殴ったりするんじゃなくて、水の中を突進したり、胸部についた四門のビームで敵を撃つタイプの機体だから、これでエエかなって気もします。
 ただ、単品で発売されていたら激しくこき下ろされるのは目に見える程度の出来。
 初期のMIAクラスの出来です。ま、1000円で単品発売されていたのなら、しぶしぶ安売り店で買う程度の出来。
 あと、工場の人もオマケって解ってるのか、接着剤がはみ出てたり、色の塗りが激しく適当だったりと、お粗末な仕上がりです。

 続いてはアッガイ


 このモールド、胸部にヒッソリと入ったジオンの紋章、丁度良い程度のスミ入れ、文句なしです。
 塗りも丁寧でゾックとの差別がありありとわかります。
 背中のブースターは可動します。


 側面。
 右腕はビーム&クロー、左手はマシンガンという設定なので、手は両方とも形が違います。


 カプコンのゲーム、「機動戦士ガンダム 連邦VSジオン DX」での歩行射撃ポーズ&特殊格闘ポーズ(転んでるだけ)。
 ここで注目して欲しいのはなんといっても愛らしさ足の裏の精細さ。また、左の写真はビーム発射口と右足に注目して欲しいですね。


 付属品はフレキシブルアーム用の追加腕とクロー状態の右手。クローは一本一本可動します。


 フレキシブルアームを再現し、クローを出した状態を再現。
 ブースターが先ほどの写真と違って動いているのが解ると思います。


 フレキシブルアームは“柔軟性のある腕”というだけあり、かなりフレキシブルに動きます(なんか変な文章だな……)
 各関節が独立可動します。
 また、左の写真を見ていただきたいのですが、右足の太ももに横の回転軸があります。
 足だけでも、太もも・太ももカバー・太ももの横可動・膝・足首が可動。
 また、首・手首・足首の可動範囲がかなり広く、特に足首の可動と接地性は他の追従を許さないほど凄まじいものがあります。


 ブリッジだってできます(させるな)。


 このように座ることも可能。
 ぶっちゃけ、この商品はアッガイのためだけにあります。
 アッガイだけで発売すると、「高い」とブーイングが起きるから、とりあえずゾックをつけてみましたって感じかな。
 ゾックは微妙にスケールが縮小されているようですが、ま、オマケだと割り切れば問題は無いでしょう。
 ガンダムEz8のオマケにホバートラックが付いてきましたが、その豪華版だと考えれば……………………それでもちょっと高いなぁ。
 今回の採点は、ゾックを付属品として扱って点数を付けています。

評価箇所(最大点数) 点数 理由
可動(20点) 17 流石に体育座りは出来ないが、それにしても良く動く。
ゾックは機体の性質上あまり動かなさそうだが、もうちょっと頑張って欲しい。
付属品(10点) 7 ゾックを付属品として考える。
アッガイにこれ以上付けるものは無いと思われるので、良好と判断。
プロポーション(20点) 16 原作チックにもう少し潰れているデザインでも良い。愛らしいから良いか。
ゾックは縦長過ぎるし小さすぎる。
細部ディティール(10点) 8 アッガイだけならば10点でも良いが、ゾックが酷い。
塗装はともかく接着剤がはみ出しているのはいかがなものか。
関節保持力(10点) 8 フレキシブルアームは思った以上に保持力がある。
クローの保持力は皆無。ゾックも少し低い。
コストパフォーマンス(10点) 6 アッガイだけなら1500円でも損は無く、1800円でも許容可能。
ゾックは600円が限界。そう考えると2400円が限界ライン。200円オーバー。
満足度(20点) 17 ゾックの出来が悪いのと、値段が高い。不満はこの二点のみ。
良くを言うなら、体育座りとモノアイ可動を搭載したアッガイが欲しかった。
合計(100点) 79点
 ちょっとでもアッガイに「プリチー♪」とかトチ狂ったら速攻で買いましょう。私はそうしました。



   

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