なんでもレビュー
RX-78-2 GUNDAM ガンダム (EMIA版) 定価2100円(税込み)、2006年2月発売 (名前をクリックでAmazonの通販ページへ) |
![]() Extended MIA版「ガンダム」です。 第一弾がグフ、第二弾がガンダムMk2、その後Mk2のエゥーゴ版や、Zガンダム、ザクIIを経て、ようやくファーストガンダムの登場となりました。 機体解説は不要ですね。 初代である「機動戦士ガンダム」の主役機にして、アムロ・レイの乗機です。 ![]() ![]() ![]() 前後横の図。 ちょっと腕が長かったり、手が大きかったりするように見えますが、これが中々不思議なもんで動かしてると逆に良いと感じます。 最初のMIAガンダムは初代マスターグレードをベースとしたデザインで、2ndバージョンはパーフェクトグレードをベースとしたデザインでした。そして今回のEMIAガンダムは、そのどちらでもなくアニメ版の現代風アレンジといったようなデザインになっています。そのため、アニメ的な動きを再現できるようになっています。 バックパックのブースターノズルがやけに銀色に見えますが、実物もあのように光沢があります。また、ビームサーベルのラック部分は何故か前後に可動するようになっており、抜刀ポーズに幅を持たせる事ができます。 では、可動範囲を見ていきましょう。 ![]() 腕はここまで上がります。 ……って、ちょい待ち。構造上ありえない所まで上がってます。 なぜこんなふうになるのかと言うと、 ![]() ![]() このように今までの関節とは違い、肩だけで3つの関節を設けているのです。肩付け根の関節はボールジョイントで、前後左右柔軟に動き、そこに肩の拡張関節をはめ込むと、今までのような前後のスウィングだけではなく円で動けるほどのフレキシブルさを発揮するというわけです。 肩アーマーも跳ね上げ式になったため、大きく動かしてもあまり邪魔になりません。 2ndバージョンの時に問題だった「少しでも動かすと肩が外れてしまう」という欠点を完全に克服し、それどころか新しい関節機構を生み出して進化しました。 ![]() ![]() 腰の関節も今までのEMIAのように、胸部・腹部・腰という3つのパーツをボールジョイントで繋ぐという方式をとっています。 しかし、残念ながらコクピット部分のパーツが邪魔をして、EMIAザクやグフほど動いてくれません。 その代わりと言っては何ですが、これまた2ndの時に弱点だった首が横にしか回らないという問題は顔・首・胸部をボールジョイントで連結する事で改善されています。 ![]() ![]() 膝は相変わらず正座出来るほど曲がります。 カカトのスリッパ関節も健在で、接地性とアクションの幅を向上させています。また、今回は足首周りのデザインを意識したのか、スリッパ関節を使っても違和感があまり無く、むしろアニメに見るような、なだらかなラインになることが多いです。 ![]() 試しにジャベリンを構えてみましたが、足首周囲のラインが案外自然に見えます。肩も新機構+跳ね上げアーマーでアニメっぽい動きを可能に。 ![]() 最初は気付かなかったんですが、矢印の部分に回転軸があります。 ガンダムやザクはデザイン上太ももに回転軸をつけるのはムリかなと思ってましたが、頑張ってます。 続いて、付属品を紹介します。 ![]() 付属品その1、武器編。 ハイパーバズーカ、ビームライフル、バズーカ用マウントパーツ、ライフル用マウントパーツ、シールド、ビームサーベル2本、ビームジャベリン、ハイパーハンマー、ガンダムハンマーが付属します。 ハンマーは2ndと同じく鎖付きですが、ハイパーハンマーの色は銀から灰色に変更されました。 ビームジャベリンは何故か柄の部分が成型色で無塗装です。ライフルも何故かフォアグリップのみがプラパーツになっており、色が違うので違和感が……。ハイパーバズーカも2ndでは白と灰色の塗り分けがされていたのに、今回は灰色一色。ア・バオア・クーでの最後の出撃を再現したい人は残念でしょう。まあ発売されているプラモでもバズーカは灰色一色というのが多いようなので、これが基本なのかも知れません。ROMらせて頂いている画像BBSによると、バズーカーの成型色は白だそうで、塗装を剥がせば白と灰色のツートンカラーにも出来るようです。こだわる方は頑張ってください。 私が武器で気になるのは、バズーカでもジャベリンでもなく、シールド。 ![]() ![]() 解る人はこの画像だけで解るでしょう。2ndであったシールドを腕と手の2点で保持する機構が無くなりました。 これにより、シールドの保持は手の平で握るだけ。なぜ無くすかなぁ……。 シールドのグリップは上の方にも付けられますが、意味は不明です。真ん中にある棒を起こしてバックパックにマウントするわけですが、グリップを移動しないと腰にバズーカ等をマウントしていると干渉して取り付けられません。でも、グリップを移動したら今度はビームサーベルと干渉しそうになります。だから意味不明。……シールドを背負いたい時は、おとなしくグリップを外しましょう。 真ん中の棒の横にはビームサーベルも何故かマウントできるはずですが、私の買った奴だと1本しか付けられませんでした。というか、何を目的としてここにマウントするんだろう? ![]() ![]() 武器はこんな感じ。やはり肩の新機構のおかげで、表情付けが多彩になりました。 ![]() ![]() ライフルはこんな感じ。ちゃんと片膝立ちも出来ます。 腰にはライフルがマウントできるようになりました。バーニアで焼けるとか、そういう無粋な事は考えてはいけません。というか、シールド背負っても、バズーカマウントしても、普通は焼けるよね(笑) ![]() 肩機構のおかげで、バズーカをちゃんと肩で支えたまま色んな方向に構えられます。 ちなみにこの写真、一見無茶そうなポーズですが、何も支えなしで自立してます。 ![]() バズーカと言えば、ザクバズーカのように3パーツでの構成に変わりました。 矢印の部分で繋いでいるわけですが、おかげでグリップが回転します。だから何だと言われればそれまでですが、まあ動かないよりは動いた方が、何かの時に役に立つという事で。 下敷きにされている無惨なのはザクの頭部です。ということで、付属品紹介その2。 ![]() 手は握り拳の他に、左右のサーベル持ち手(ジャベリン、シールド、ハンマーもコレ)、左右銃器持ち手に加えて、思いっきり開いた手の平が左右。これはアニメシーンの再現用パーツなのだと思いますが、(シーンの絵は思い出せるけれども)どのシーンか忘却。案外使い勝手も良いので付いていて良かったという感じ。 そして、指を揃えて開いた左手と、ザクの口をもぎ取った右手。更に口をもぎ取られた可哀相なジーン用ザクの頭部。オマケに二の腕を切り裂かれたランバ・ラル用グフの腕が付属。 このパーツは既に発売されているEMIAザクやEMIAグフに取り付けることができます。 ![]() 劇中とは違いますが、こんな感じでもぎ取ってしまったり、 ![]() 今度はできるだけ劇中ポーズに近づけましたが、こんな感じで斬り落としてしまったり。 サービス精神旺盛で結構だと思います。 でも欲を言うなら半分に切られたシールドと、ラストシューティング用の壊れた左肩&首の交換パーツも欲しかったなぁ。 ![]() 最後に、今回のEMIAガンダムで少し気になる所を。 ガンダムマニアの人は↑の画像でピンと来たかも知れませんが、ちょっと小さいんですよね。 設定上、ガンダムの全長は18.0m、ザクの全長は17.5m。本来はガンダムの方が大きくないとダメなんですが、明らかにザクの方がデカイ。MIAはノンスケールモデルなので、とやかく言うのは筋違いなのかも知れませんが、出来るだけスケールは揃えて欲しいというユーザーが大半だと思います。 MIAアッガイと並べてみると、今回のガンダムの大きさ適正にも思えるんですが、何にせよスケールは適当です。 ザクの方が大きいイメージはあるんで、私はこれでもいいかなという気もするんですけどね。 何より、スケールを無視してくれればF91やVガンダムも夢じゃない! 夢ですね。 総合的に見るといまいちパッとしないんですが、アクションフィギュアとしての可動品質は最上級だと思います。問題は、塗装全般と2ndからの劣化部分。 個人的にどこが劣化したと感じるかというと、バックパックの取り外し不可+バーニアまぶしい、シールドの機構撤廃、コックピット内部再現をやめたのに中途半端にコックピットを開くようにした事の3点。最後のものは、中途半端に開くようにしてあるため、腰のひねり可動に干渉している気がします。 大きさやバズーカに関しては一長一短なので、特には気にしてません。 気にすべきは塗装問題。とにかく塗装が酷い。私は奇跡的にキレイなものを入手できましたが、店で見た商品は塗装が粗い物ばかりでした。よく選別するか、2個買っていいとこ取りで組み直すか、塗り直すか、気にしないか、それはあなた次第です。私はお店や他のお客さんの迷惑にならない程度に選別する事をオススメします。 こう書くとダメな製品みたいに見えますが、本当にアクションフィギュアとしては良いですよ。 ガンダム2ndの時の致命的だった箇所を修正するのではなく進化させて来たところは素晴らしいです。特に、肩の新機構と脚のラインはアニメのような絵を再現できるのが魅力です。 あの肩のおかげでラストシューティングだって楽々再現出来ます。
![]() |
F&H レビュートップへ | なんでもレビュートップへ | ESIO トップへ | ESIO 入り口へ |