なんでもレビュー

YMS-16M XAMEL
ザメル

定価2800円、2003年10月発売

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 いきなりでかい画像ですみません。
 OVA「機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー」より、ジオン軍の重モビルスーツ、ザメルです。
 まさかこんなのが発売されるとは誰も想像していなかったでしょう。


 前横後の画像です。
 680mmキャノンは腰アーマー(着脱式トーチカ?)にまとめることができます。
 結構ゴツイ印象を受けますが、意外と小ぶりです。その辺は後で紹介。


 無駄に動きます。片膝立ち寸前まで動きます。……でも、本当にムダな可動です(ぉぃ
 腰は無可動で、腰アーマーも動きません。肩アーマーはジ・オやリックディアスと同じ跳ね上げ式です。


 手首はボールジョイントでかなり動きます。無論指は動きません。肩は写真の位置まで開けることが可能です。
 左の写真が、腕を最大限伸ばした状態。真っ直ぐにはなりません。右の写真が最大限まで曲げた上体。やっぱりムダに動きます。二の腕にも横の可動軸があります。でも、あまり意味はありません。いや、だって手に武器を持つわけでもないのに、動く必要って……。一応ホバリングで移動する高機動高火力という機体なんですけどね。


 トーチカみたいなアーマーは外れます。
 内部にあるブロック上のパーツを前に引き出すことによって、砲台として使用できます。


 こんな感じ。
 キャノンは折りたたみ式ですが、引き伸ばした後に砲身を押し込むことによって固定します。
 劇中ではこんなシーンなかったし、そもそも外れるシーンが無かったので、ひょっとするとMIAオリジナル設定?


 サイズ比較画像。
 ザクとそう変わりません。
 今まで収納場所に困ってデカブツの購入を見合わせていた人も、これなら大丈夫かも?
 ただ、奥行きは通常のMIAの二、三倍はいります。

 総評。
 これは、出たことに意義がある。元々可動する意味のないMSなので、それなのにここまで動かせるようにした無駄な努力も凄い。
 細部も結構凝っており、ギミックも過不足なく丁度良い感じ。無論、接地性はバツグン。ほぼ成形色だけで塗り分けがいらないので、塗りが汚いなどの問題もありません。でも…………モビルスーツ・イン・アクションである必要はないよなぁ……。

評価箇所(最大点数) 点数 理由
可動(20点) 16 ザメルという機体の性質上、まったく動かさなくても良いのに動く。
その無駄なこだわりに、私も無駄に加点しよう。
付属品(10点) 8 原作に設定があったかさえわからないトーチカ機能は面白い。
キャノンの折りたたみなどもこっており、付属品の数は少ないが満足。
プロポーション(20点) 13 27mとザクより10m近く大きいという設定を考えると、少し小さく感じる。
細部ディティール(10点) 7 あまり目立たないがモールドやキャノンのデザインは良好。
関節保持力(10点) 6 本体の関節保持力は普通か、少し良いぐらい。
キャノンが多少弱いかなという程度だが、さして気にはならない。
コストパフォーマンス(10点) 4 高いよね、うん。2100円まで押さえて欲しかった。2300円が許容ライン。
満足度(20点) 15 やはり値段はネックになる。2800円というとエクステンデッドMIA級の値段。
不要なほど動くのは値段相応にするためかも知れない。
もう少し価格を抑えてくれれば手放しで誉められたのだが……。
しかし模型でも出ていないレア機体という事を考えると、出た事に意義があるか。
合計(100点) 69点



     

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